フランス

サヴォア邸を歩く|初めてのル・コルビュジエ建築【2019】

ルコルビジェ サヴォア邸

ル・コルビュジエのサヴォア邸はパリ郊外の小高い丘の上に建ってます。

 

ル・コルビュジエはスイス出身の二十世紀を代表する建築家。
サヴォア邸はル・コルビュジエが手掛けた中で最も有名な住宅です。

 

ル・コルビュジエが設計したサヴォア邸は保険会社の重役のピエール・サヴォアが週末に過ごす住宅として1931年に竣工されました。

 

パリの中心街から離れた、のどかな郊外の小高い丘の上に立つサヴォア邸。
建築好きな人は一度は行ってみたいと思うでしょう。

パリからル・コルビュジエのサヴォア邸までの移動方法や料金

パリの中心街から電車で駅まで30分、タクシーで50分ぐらいです。

 

行きはパリの中心街からサヴォア邸までタクシーで行きました。
タクシーだと70.50ユーロ(当時127円)で8963円でした!(もちろん複数人で)

 

帰りはサヴォア邸徒歩1分のバス停からポアシー駅(poissy)まで20分ぐらいポアシー駅(poissy)から凱旋門の最寄り駅シャルル・ド・ゴール=エトワール駅(Charles de Gaulle – Étoile)まで20分ほど。

 

・サヴォア邸(villa savoye)

住所:82, Rue de Villiers 78300 Poissy
電話番号:+33-1-39-65-01-06
入場料:8ユーロ
開館時間:1/2~4/30 10:00~17:00、5/2~8/31 10:00~18:00、9/1~12/24 10.00-17.00
休館日:月曜日、5/1、11/1・11/11、12/25~1/1

1階の奥の部屋でグッズを販売してます。
1階にトイレもあります。

ル・コルビュジエのサヴォア邸はパリ郊外の緑豊かな丘の上に建ってます

サヴォア邸の少し手前でタクシー降りて歩きました。

ルコルビジェ サヴォア邸 行き道

看板が見えて来ました、villa savoyeって書いてあります。

ルコルビジェ サヴォア邸

ル・コルビジェのサヴォア邸への入り口の塀です。ここから森の中のゆるやかな坂を歩いて進みます。

ルコルビジェ サヴォア邸塀の中に入るとアプローチに砂利が敷かれているので靴はスニーカーの方がいいですね。朝10時に行きましたが、鳥のさえずりが清々しくて、とても心地良かったです。

ルコルビジェ サヴォア邸

森をぬけるとサヴォア邸が見えてきます

ルコルビジェ サヴォア邸

緑で囲まれたサヴォア邸までのアプローチの砂利道をジャリジャリと歩いて行くと、木々の隙間から右側に白い建物が現れます。

 

「おおっ!サヴォア邸だ」と声を出してしまいました。

 

書籍や写真集でしか見たことがなかったサヴォア邸が、目の前に現れたのですから。

 

サヴォア邸の1階の外壁が緑色の角度から写真を撮ると白い建物が浮いている様です。
周囲の緑と芝の緑との相乗効果ですね。

 

サヴォア邸に着いたらピロティを通って、チケットを購入します

フランスは挨拶を重んじる国です、扉を開けたら右側のチケットを販売している人に笑顔で「ボンジュール!」と挨拶しましょう。これ結構、大切です。

 

1階からスロープを歩いて2階へ、そしてまたスロープを登って屋上庭園に行きます。
見渡す限り緑に囲まれて心地良いです。

 

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ル・コルビュジエのサヴォア邸は自然と共存している建築でした

サヴォア邸は建物全体とその周辺を歩いて見て回る事が出来る貴重な建築物です。

 

近代建築の五原則【ピロティ・屋上庭園・自由な平面・水平連続窓・自由なファサード】
を体感して来たのですが、この緑豊かな土地に建っているからこそ、活きているなと思いました。

 

個人的な感想はコンクリート住宅とは感じられない、とても開放的な気持ちになりました。なんせここは週末を過ごす住宅として建てられたのですから。

 

雨の日はどうなっているのだろうと思いますが、老朽化しているところは目をつぶりましょう。

竣工から80年ほど経過しているので、いつ長期改修になっても不思議ではないですね。今、見ておきたいものです。

 

帰りは徒歩1分のバス停からポワシー駅まで行ってポワシー駅から電車でパリ中心街へ行く事が出来ます。

 

ポワシー駅の電車のチケット発券機は操作が難しく購入を断念しました。
窓口で係りの人に伝えれば電車のチケットを購入する事が出来ます。

 

ちなみに下の画像は電車の路線図です。ご参考までに。
少し読みにくいかもしれませんが、白で囲っているのがポワシー駅で、赤で囲っているのがパリ中心街です。

ポワシー駅 

ル・コルビュジエの建築物が他にも現存してます【2019】

ル・コルビュジエの建築物の中でも有名な作品を上げてみました。

下記の作品はどれもパリからは遠い場所にあります。

時間がある人は建築巡礼してみてはいかがでしょうか?

・ロンシャンの礼拝堂

・ラ・トゥーレットの修道院

・マルセイユのユニテ・ダビダシオン

・カップ・マルタンの休憩小屋

日本に帰ったらその足で日本で唯一のル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館に行くのも良いかもしれませんね。

 

カラー写真が豊富で図面も掲載されてます。本のサイズが横15㎝縦21㎝と持ち運びにも便利で、おすすめです。

 

本を読んでから見学に行くと理解も深まりますね。

なんと言っても現地で空間に身を置いて、自分の目で見て感じるのがいちばんです!

 

それでは良い旅を楽しんで下さい!
まとめ

・ル・コルビュジエのサヴォア邸はパリ中心街から少し離れた郊外にあります。

・パリ中心街から電車・タクシーで行く事が出来ます。

・緑に囲まれ、光が差し込み、風が通るので開放感があります。

・1階の奥のショップでル・コルビュジエのサヴォア邸グッズが販売されてます。